something like poem 詩のようなもの
パズルを断続的に繰り返しやっているうちに、頭の中に4文字の単語が半ば常駐するようになってきた。単語同士、何か関係がありそうなものを寄せてパズルしてみました。
神田房枝『知覚力を磨く』の中に、AIがまだ苦手とする分野に視覚情報から立体的な空間を作り出すことという指摘が出てきます(p101あたり)。また、ニューロサイエンティストのボーロットの研究を引きながら、人が「見ている」と思っている事柄のうち90%が脳による創造情報で、実際に視覚から入ってくる情報の貢献度は10%だという説明もあります。
他の資料と合わせて考えてみると、ヒトは自分の脳が見たいとおもっている想像の情報を見ているのです。
神田が指摘する「AIが苦手」とする分野は、ヒトで言えば、脳が想像している情報をどのように生成するかというアルゴリズムがまだ開発されていない分野ということです。
「なんとなく関係がありそうな単語を寄せる」ときに「関係がありそう」と感じるのは私の脳です。単語とは別に、複数の単語が相互に影響してできあがる雰囲気は「詩のようなもの」だと思います。英語であれ、日本語であれ、何語であれ、そうした詩的側面はどの言葉にもあるのだろうと思います。
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