バイアスの中のバイアス the Bias of Biases

認知バイアスを検索すると200種類ほどあることが載っていました。そのうちの180種類がとてもきれいにチャート化されていて一望することができます。その中から私が「the Bias of Biases(バイアスの中のバイアス)」だと思ったのは「バイアスの盲点」というバイアスです。

Jm3, CC BY-SA 4.0 <https://creativecommons.org/licenses/by-sa/4.0>, via Wikimedia Commons


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https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/6/65/Cognitive_bias_codex_en.svg

「バイアスの盲点」は、本人は自分のバイアスの存在に気づくことが難しい傾向があるというバイアスです。他人のことは気になったり、とやかく言ったりするのに、同じことを自分がやっていても全然気づかないという傾向のことです。「人の物の見方の偏り(バイアス)は気になるが、自分の見方の偏りは意識しずらい」ということです。

多くの本で、バイアスとうまく付き合う第一歩は「自分にはバイアスがあることを知ること」と書いてあります。それをそのまま「自分にはバイアスがあるんだ」と思ってしまった時点で「バイアスの盲点」に引っかかているような気がしました。「自分にはバイアスがあると理解したから、もう大丈夫」と思った時点で、「自分は人よりもバイアスがない」と思うようになり、まさに「バイアスの盲点」に気づくことができなくなるのです。

「バイアスの盲点」は物事の認識の最初の情報入力に影響するバイアスです。つまり、物事を偏りなく見ようと思ったら、まずは「バイアスの盲点」に気を付ける必要があります。

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