2025.06.06 01:36比較してみる(2)/東京富士美術館の名品名古屋市美術館で開催中の「西洋絵画の400年」展を観てきました。日本国内(たぶん、同、アジア圏内)でも屈指の西洋絵画のコレクションです。イタリア・ルネサンス期の画家ティントレット(1650年)から、フランス・シュールレアリスムの画家ルネ・マグリット(1966年)までの400年間の西洋美術史を、主な作家を歴史年代順で見られるのはとても貴重な機会です。さて、今回私が興味を持ったのは海の風景を描いた作品...
2025.05.27 22:51知覚力を磨く/愛知県美術館の名品愛知県美術館(名古屋市・地下鉄栄駅)は19世紀末から20世紀末くらいまでの欧米の絵画のコレクションがあります。その中の代表作品がこの作品です。かなりの頻度で常設展(コレクション展示)に展示されています。通常、来場者は1分たらずで次の作品に進む傾向があります。そこを、あえてこの作品に限って5分(できれば10分)かけて観察してみてください。きっと時間を持て余すと思います。現代人は忙しい状態が普通になっ...
2025.05.23 00:04気づきの入口⑥/絵画観察子どもの気づき①で紹介したVTS(Visual Thinking Strategies)と同時期に、同じくアメリカの東海岸で別の絵画観察法が開発されました。そのまま「観察力トレーニング」という名目の履修科目がイエール大学の医学部で始まりました。特徴は、観察力と鍛えるために絵画観察を行うことです。もともとの目的は、医学部生がCTの画像を解析するときの「観察能力が低下しているのを、なんとかしたい」とい...
2025.05.21 01:19子どもと気づき④/本の紹介市立図書館の子ども向けの本棚にも哲学のコーナーがあります。古典的な入門書から、「子どもたちにも哲学対話ができる」という最近の認識を反映した本まで配架されています。◆『はじめての哲学』竹田 青嗣 / 2014タレスからウィトゲンシュタインまで22人の哲学者を紹介する。哲学の古典的な入門書。
2025.05.19 23:05子どもと気づき③/『ぼくたちの哲学教室』7月12日上映会@豊橋2000年代に入ってフランスで子どもたちに哲学対話をさせてみようという実験的な試みが行われ、その後他の国々に広がっていきました。今年の夏に豊橋で、北アイルランドの小学校を舞台にした映画の鑑賞会が開催されます。2023年に初公開された映画『ぼくたちの哲学教室』の鑑賞会のお知らせ【映画上映会】場所:とよはし芸術劇場PLAT アートスペース日時:7月12日(土) 10:00〜11:45 / 13:30〜...
2025.05.16 01:075月18日『字半具』ほか、ワークショップ漢字パズル『字半具』のワークショップを開催します。日時:5月18日(日) 14:00~(1時間程度)場所:ちいさいおうち 〒444-0057 岡崎市材木町3丁目2 参加費:無料『字半具』は漢字の偏と旁(つくり)を組み合わせるパズルです。平安時代の「偏つぎ」のような遊び方です。
2025.05.02 00:09大西暢夫を囲む集いに参加して大西暢夫さんがちいさいおうちという近所の本屋さんに来るということで、常連さんを中心に集まり、お話を伺うことになりました。結果的にそうなっただけのことでしたが、とても良い時間でした。
2025.04.22 23:58身体的経験と空間認識の発達学生時代、友人の車の助手席に乗せてもらってあっちこっちに出かけました。後に自分で車を運転するようになってから思うと、助手席に乗っている時よりも、自分で運転する方が道を覚えるような気がしました。2年程前に読んだ本に、その感覚は科学的に正しいと解釈できそうな実験が紹介されていました。ボー・ロット著『脳は「ものの見方」で進化する』の中にある、1963年ブランダイス大学のリチャード・ヘルドの「子猫とバスケ...
2025.04.18 00:13やる気と成長/楽スルー・・・『楽スルー脳力アップ記録用紙』をやると何がいいのだろう?2つのポイント①自分の意思で自分の計算速度がアップさせられることを実感②自分の意思で、イメージトレーニングによって計算速度をアップできることを実感学校で習う教科で自分の成績(能力)が向上したと実感できる程度に、自分の能力を上げようと思うと6カ月くらいの期間そのための学習を続ける必要があります。『楽スルー脳力アップ記録用紙』の場合は1日に数分、...
2025.04.17 00:41気づきの入口②/ロットとメドウズ気づきの入口にはいろいろなものがあります。1972年に「成長の限界」を発表したローマクラブの主要執筆者の1人がドネラ・メドウズです。システム・ダイナミクスというシステム理論の研究者です。そこから2世代くらい若い世代のニューロサイエンティスト(神経科学者)のボー・ロットの考え方はシステム思考に通じます。ロットの考え方の基本を簡単に図解すると以下のようになります。
2025.04.16 23:40the Change to thrive「the Change to thrive(繁栄への変化)」は私が先日思いついた言葉です。昨年の『ソクテラス展』で発表した『α-NINJA』から、『字半具』『あいうえ さんすう』が生まれ、『楽スルー脳力アップ記録用紙』を作ることにしました。2023年に西洋美術史をあらためて振り返り、近代・現代のアートは、常に何か「新しい視点」を提案してきた歴史なんだと思いました。批判的な態度、美術界だけはなく宗教...
2025.04.15 23:45ウォーキングのどこがいいの?自分の気持ちに反してウォーキングをするのは逆効果かもしれないような気がしてきました。ウォーキングで期待される効能はいくつかあります。そして効能(目的)毎に最適な歩き方や歩く時間帯、運動強度があります。結論としては、あまり頭優先にならないことが大切ということ。そうならないためにウォーキングが手軽な習慣だと思うのですが、「歩かなきゃ」と感じていること自体がその意図に反します。以下ウォーキングの効能とウ...