比較してみる(2)/東京富士美術館の名品
名古屋市美術館で開催中の「西洋絵画の400年」展を観てきました。日本国内(たぶん、同、アジア圏内)でも屈指の西洋絵画のコレクションです。イタリア・ルネサンス期の画家ティントレット(1650年)から、フランス・シュールレアリスムの画家ルネ・マグリット(1966年)までの400年間の西洋美術史を、主な作家を歴史年代順で見られるのはとても貴重な機会です。
さて、今回私が興味を持ったのは海の風景を描いた作品でした。ウイリアム・ターナー(イギリス)、ギュスターブ・クールベ(フランス)、ウジェーヌ・ブータン(フランス)、ヤン・ファン・ホイエン(オランダ、川の河口付近)を比較しながら鑑賞しました。
「比較する」ことが、知覚力を磨くのに役立ちます。
難しく考えずに、2枚(複数枚)の絵で、共通点5個と相違点5点を探してみます。すると、1点だけ鑑賞したときには気づかたかったことに興味を持つようになります。
それが知覚力を磨くということです。
上記の4者の作品がコレクションされている美術館は、日本国内にないかと思います。あと数日で展覧会は終了してしまいますが、週末に時間のある方はお出かけしてみてはどうでしょう?
写真データ:東京富士美術館ホームページ
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