脳トレ三種の神器

「計算」「暗記」「音読」これを「脳トレ三種の神器」と呼ぶことにしました。

昨日(4/8)に地元のFMラジオ局エフエムEGAOの取材を受けました。朝、散歩しながら簡潔に伝えるにはと思いを巡らせていて、ふと思いついた言葉が「三種の神器」でした。

取材に来られた市民レポーターのサッチーさんが、「計算」「暗記」「音読」が「三種の神器」って分かりやすく、何かカッコいいですねと感想を漏らされたので、我ながら良いネーミングだったと気に入っています。

実は三種の神器には兄弟格(姉妹格)のネーミングが他に2つあり、3兄弟になっています。そして、その前提となる大原則が1つあります。


脳トレの大原則

脳に対する常識を更新することが必要です

これまでの常識「成人したら脳は衰えるだけ」

これからの常識「脳細胞を増やすことができる」「鍛えれば認知症を予防したり、改善することも期待できる」

新しい常識の起点。

①1998年に、人の成人の脳(海馬)で神経新生(新しく神経細胞ができること)が確認された。

②2007年に、どういう活動をしたら?→運動すると脳(海馬)で神経新生が起こることが実験観察で実証された。


◆脳トレ三種の神器

「計算」→ひと桁の足し算程度の単純な計算。

「暗記」→買い物前に買いものリストを書いてそれを暗記して、お店についてリストを見ずに買い物ができる程度の簡単な暗記。

「音読」→2分間の音読。内容(ジャンル)は問わず、文字を「見て」「読んで」「聞いて」「理解する」という脳の活動で、脳全体の運動になる。


脳トレ四種目

「ドリル型」→計算ドリルや数独に代表される。

「運動型」→30分2km以上のウォーキング。週に合計150分が目安

「体操型」→右手で「グー」「チョキ」「パー」、左手で「グー」「パー」を同時に同じテンポでやる。など。

「瞑想型」→10分の瞑想。静かな環境で、リラックスして、(目を閉じて)、瞑想する。自分の呼吸に意識を傾ける。例えば、吸うときに「1」吐くときに「2」、次の吸気「3」呼気「4」・・・「10」になったら次は「1」に戻る。といった具合に呼吸を数えるとやりやすい。


脳活5則

「運動」→30分2km以上のウォーキング。週に合計150分が目安

「概日リズム(サーカディアンリズム)を守る」→朝起きて、夜に寝る。できれば、午前中に30分程度、屋外に出て散歩など何か作業をして過ごす。

「人との交流」→他の人とのつながりを維持する。たまには、見ず知らずの人と立ち話をする。

「食事」→砂糖・酒・コーヒーの摂取を控える。胚芽米や全粒粉パンなど精白度の低い穀類を食べる。要点は、脳に糖分(ブドウ糖など)を、ゆっくりと、安定的に供給すると脳の働きが良くなる。

「瞑想」→10分の瞑想を習慣にすると、集中力が高まったり、前向きにものを考えたり、意欲的になったりすることが期待されます。



参考書


【脳トレ三種の神器】

◆1◆『子どもたちに大切なことを脳科学が明かしました』川島 隆太, 松﨑 泰 / 2022

◆2◆『本を読むだけで脳は若返る』川島 隆太 / 2023

◆3◆『認知症の脳もよみがえる 頭の体操』 川島隆太 / 2018

【脳トレ四種目】

◆4◆『運動脳』アンデシュ・ハンセン / 2022

◆5◆『Life Kinetik(R)』ホルスト・ルッツ / 2020

◆6◆『頭を「からっぽ」にするレッスン』アンディ・プディコム / 2020

【脳活五則】【脳トレの大原則】

◆7◆『最強脳のつくり方大全 』ジェームズ・グッドウィン / 2024

◆8◆『脳地図を書き換える』生田 哲 / 2009

◆9◆『砂糖をやめればうつにならない』生田 哲 / 2012

ABC-INIT & α-NINJA

英語力を維持するためのパズル&ゲーム「ABC-INIT」とその普及版「α-NINJA」の紹介サイト。

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