気になる論文/脳トレの基礎知識

脳トレには「脳を鍛えることが可能だ」という大前提がります。

それが科学的に証明されたのは、比較的新しい事です。医学界の常識(パラダイム)が変化してから、まだ日が浅いので、一般の市民がその常識を転換するには、それをはっきりと認識する必要があります。常識の転換をしておかないと、脳トレの効果が半減するかもしれません。

認知症予防への関心が高い人ほど、脳トレに積極的です。ヒトの脳は20歳を過ぎると神経細胞の総数は減少に転じることが知られています。その速度をなんとか遅くできないかと思うのが人情です。ところが、脳細胞の減少どころか、増加させられる可能性があることが確認されたのです。しかも、記憶に関係する海馬周辺で神経細胞は新しくできるのですから、そのことをしっかりと理解しておきたいですね。

様々な本で紹介されていますが、もっとも基本的な論文2点の情報リンクを以下に掲載します。

■人の脳細胞は歳を取っても増える(1998)

「Neurogenesis in the Adult Human Hippocampus」

Peter S. Eriksson

https://www.researchgate.net/publication/13476119_Neurogenesis_in_the_Adult_Human_Hippocampus

■人の脳細胞は、運動によって増やすことができる(2007)

「An in vivo correlate of exercise-induced neurogenesis in the adult dentate gyrus」

Scott A. Small

https://www.pnas.org/doi/full/10.1073/pnas.0611721104?utm_content=url--pochemu-vazhno-zanimatsya-sportom


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